CD

2009年1月30日 (金曜日)

これはいい

 風邪なのか、鼻炎なのか、具合が悪くなりそうで、なかなか悪くならない中途半端な体調でさえない日々が続いています。熊の冬眠みたいに春の前に充電したい時期なのですが、知らず知らずに疲れが募ってきます。

 これまではスタッフに恵まれて仕事では何のストレスもなかったのですが、いまはかつてない危機感を持っていることも影響しているのかもしれません。

Bloomfield  そんな毎日を癒してれるのが、このCDです。Mike Bloomfield(マイク・ブルームフィールド)の「If You Love These Blues,Play 'em As You Please」です。1970年代のレコード2枚を1枚にした復刻版です。ブルームフィールドは、1960年代後半のロック世代のアメリカ最初ギターヒーローで、私がロックを聴き始めた時は、「スーパーセッション」などで知られ、偉大な白人ギタリストの一人に挙げられていた人でした。しかし、70年代半ばには表舞台から姿を消し、マイナーレーベルから何枚かのレコードを出した後、1981年にサンフランシスコの駐車場で意識不明の状態で発見され、亡くなりました。ギターヒーローの悲しい最期でした。

 このCDはちょうど、巨大ビジネス化したロックに背を向け、自分が好きなブルースを演奏していた時期のものです。前半は、コメントを交えて大好きなブルースを弾いています。後半は79年の録音で、アコースティックギターのWoody Harrisという人とのギターデュエットで、ブルースやフォーク、ゴスペルを弾いたり、歌ったりしています。特に後半の音楽は、今で言うならアンプラグドといえるものです。当時はクロスーバーさらに、ディスコ全盛の時代にあって、アメリカの古き良き音楽を楽しそうに歌い、弾く姿は感動的です。まさにグッド・オールド・タイム・ミュージックです。

 悲劇的な最期から、どちらかというと、時流に乗れずに時代に取り残されてしまったギターヒーローのイメージを勝手に持っていましたが、このCDを聞いて、目から鱗が落ちました。不器用に見えた生き方は、商業主義で巨大化したロックに背を向け、本当に自分の好きな音楽を追い求める純粋な気持ちの現れだったのです。

 MTVでアンプラグド番組がレギュラー化するのは1989年。ブルームフィールドはそれより10年も早く、アンプラグドアルバムを出していたのです。あのディスコやユーロビートの時代にです。時代遅れどころか、早すぎた人だったのです。もし長生きしていたら、ブルースフェスティバルなどで楽しそうにオールド・タイム・ミュージックを演奏する姿が見られたはずです。

 誰も知らない人で済みません。ウイキペディアによると、ローリングストーン誌2003年8号の「ローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大なギタリスト100人」で22位だったそうです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月29日 (月曜日)

定山渓に仙人あり

 27日の土曜日に定山渓に行きました。札幌市近郊で車検の手続きを済ませてから代車で定山渓に向かいました。午前11時過ぎにJGBに着くと、ゲートが開いていました。

 誰だろうと、車を進めてみると、広いグラウンドに一人で一輪車で押して芝がはげたり、穴が空いているところに土を入れている姿が見えました。宮原さんでした。先週の日曜日の試合で「田んぼのようにぐちゃぐちゃになった」という書き込みを読んで、いても立ってもいられずに補修作業に駆けつけてくれたようです。

 私が着くと、「凸凹になったところを埋めてやらないとね」とひと言。私は先週にやり残したエアレーションの後始末のスチールマットかけとローラーによる転圧をやりました。私がトラクターに乗って作業をしている間も、一輪車で土を運んでは穴を埋めるという作業を繰り返していました。実はこの一輪車に土を入れて運ぶというのは重労働です。それを2時間ほども続けていたでしょうか。

 ほぼ全面にわたって傷みのひどかった部分に土を入れ終わると、今度はハーフパンツに着替え、メーングラウンドの周りをランニング。さらにダッシュを交えて小一時間ほど汗を流していました。そして、「明日の試合は出られないから、みんなによろしく」と言葉を残して帰りました。

 定山渓に仙人あり、晴耕雨読の境地なり

  ひどくあれたグラウンドにも、慌てず騒がず、一人黙々とグラウンド補修に打ち込む宮原さんを見ていると、こんな言葉が浮かんできました。

 さて、グラウンドの方は、宮原さんの応急措置と機械力でそれなりの状態に回復できたのではないかと思います。今週は水曜日にJGBに出かけて、状態を確かめたいと思っています。時間に余裕があれば野球場の方のエアレーションもしてみたいと思います。

Donnix ドライブの伴に棚から引っ張り出して聞いているのが、ドン・ニックス(Don Nix)の「Hobos,Heros and Street Corner Clowns」です。1970年代初めから半ばにかけて、米国南部のロックが注目を集めたスワンプロック、サザンロックブームというのがありました。ディスコブームの少し前の時代です。その終わりくらいに音楽を聴き始めた私はこの種の音が好きでした。高校生のころはアラバマのマッスルショールズ・スタジオで録音されたロックやソウルのレコードを集めていました。

 レナード・スキナードというバンドの曲で、今ではスタンダードになってしまった「スイートホームアラバマ」という曲があります。たまに大リーグの試合の合間にかかったりします。その歌詞の中に 「マッスルショールズのスワンパーズが気持ちよくしてくれる」(マッスルショールズスタジオのハウスバンドの演奏がかっこよくてきもちよい、という意 味)という一節がありますが、当時のレコードの日本語訳では「ミセスショールズのスワンパーズが気持ちよくしてくれる」とアラバマの売春宿の話に変わっていました。訳した人が、マッスルショールズ・スタジオのことを知らなかったようです。ご愛敬 です。

 ドン・ニックスもその時代の人です。当時は、英国人のロックギタリスト、ジェフ・ベックがこの人の曲を取り上げ、レコーディングしたことで、一般のロックファンにも注目されていました。残念ながらこのレコードはCD化されていませんが(たぶん。CD-Rが出始めたときにレコードからCD化しました)、ベックが取り上げたBlack Cat Moan(黒猫の叫び)などが入っています。このレコードもマッスル・ショールズ・スタジオのバンドがバックで演奏をしていたはずです。傑作というほどではないのですが、いい音楽です。

 ちなみにレコードをCD-Rにするために買ったサウンドボードはいまから10年前で数万円もしましたが、この前、ネットの中古買い取り情報で検索して見たら、なんと買い取り価格は500円でした。時代の変化は恐ろしいものです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年10月26日 (金曜日)

なさい

 今週の水曜日にJGBにバイブロエアレーションの後始末をしたかったのですが、全国を騒がせた食肉偽装のM社の社長が逮捕されるXデーと重なったために断念しました。
 明日の土曜に整地作業に出かけます。ブログへの情報では、日曜日の試合でグラウンドがぐちゃぐちゃになったという話なので、実際に見るのは怖いものがあります。

 ちなみにバーバリアンズは土曜日に、三鷹オールカマーズと東日本トップクラブリーグ準決勝を東京・駒沢競技場補助グラウンドで戦います。

Ishi_akio_2 さて、このところの定山渓通いで、よくCDを聞いているのが、ロックシンガーの石井明夫です。

 先日、苫小牧のロックバーJAMでライブを見て以来、はまってしまいました。ライブの日に思わずCD2枚買ってしまいました。その1枚が「野生の花」でした。1999年に出したCDで、たぶん、売れなかったと思います。いい曲がいくつも入っていますが、その中でも特別に「なさい」という曲がお気に入りです。普段は日本のミュージシャンは聞かないのですが、いい感じです。ちゃっと変わった題名の曲ですが、

   「思うようになさい 思いつくままになさい 

   やりたいようになさい なすがままになさい」

と優しく語りかけてきます。

 石井明夫は1965年生まれの42歳。ヒットチャートとは無縁の骨太のロックシンガーで、いまも全国のライブハウスを渡り歩いて活動している人です。苫小牧のライブの時は、宿泊代を節約するため、店のソファーで寝て一晩を過ごしたと言います。伴奏のギターの人は車で寝ていたそうです。ヒット曲もなく、一般的には全く無名の人ですが、頑固一徹に歌いたい歌を歌っている人です。

 こんな石井明夫ですが、意外なところでバーバリアンズと接点がありました。「曼荼羅」です。バーバリアンズのライバルの一つである曼荼羅クラブは東京・吉祥寺のライブハウス「曼荼羅」のスタッフや常連客が始めたクラブです。石井明夫はある時期、このライブハウスを拠点にしていたそうです。

 石井明夫のホームページはこちらです

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年9月22日 (土曜日)

穴埋め

 21日はワールドカップのウエールズ戦の大敗を見届けて、一眠りしてから定山渓に行きました。天気は曇り時々晴れ、小雨交じりというすっきりしないものでした。家に帰って新聞を見ると、札幌はなんと観測史上最も遅い真夏日だったということ。秋なのに妙に暑いと思って作業をしていたので、体は正直です。すごい量の汗をかきました。

Bjg092107
 刈り込みを終えてから、初めてトラクターに牽引車をつけて、グラウンドの補修の土入れに使いました。さすがに機械力は違います。この牽引車はクラブ代表が購入してくれた集草機の一部のもの。集草機自体は、6月に機械の説明を受けたときに一度使いましたが、広い面積の刈り込みをしていると何度も刈り取った草を捨てに行かなければならず、とても作業がはかどらないので倉庫入りしていましたが、荷台はついに復活しました(このグラウンドの芝生がもっと高いレベルになって、有名クラブを招いて試合ができるようになれば集草機は大活躍することになると思いますが…)。これまでグラウンドへの土入れは手押しの一輪車をつかっていましたが、機械力にかないません。一人でも相当の面積ができます。春に補修用に入れた土16トンの消化が秋のうちにできそうです。作業は凸凹が目立つグラウンドなので、穴が目立つところに土を入れてトンボでならすという単純な作業です。季節外れですが、目土入れの効果もあるのではないかと思っています。
 グラウンドの整備では、あるべき姿とできることのギャップに悩みます。集草をすることが芝にいいことは分かっていますが、それをできるほど時間がないということもあります。定山渓の場合は5−7日に一度のペースの刈り込みですが、残った草がそれほど支障になっていないようです(使う側からそれほどの芝のレベルを求められていないこともありますが)。ただ、刈り込みの間隔が7日になったときは、サッチが芝にのしかかるようで、さすがに厳しい感じがします。人手も時間もない中では、教科書通りではなく、グラウンドの状態を見ながら自分で考えてやるしかないのかな、と思っています。自己満足ですが。

Belly_of_the_sun_2  定山渓に行く途中に聞いたのが、カサンドラ・ウィルソン(Cassandra Wilson)のベリー・オブ・ザ・サン(Belly of the sun)。ジャズボーカルの人だが、ジャンルを問わずに歌っている人。ライナーノーツによると、このCDは2000年に出身地のミシシッピ州で録音されたもので、デルタブルースをベースにした音楽とのこと。いわゆるルーツ志向の音楽ということと、1曲目にザ・バンドの名曲「ザ・ウエイト」が入っていることもあって手に入れた。2002年の発売当時は全体に音楽にビートが感じられなくて、今ひとつの印象でした。音楽全体にブルースらしいベース音のドライブ感があれば、いうことなしだったのですが。昨日久しぶりに聞いた印象も同じものでした。
 ただ、このCDで久しぶりにアコースティックギター、あるいはドブロのスライドギターを耳にしたと思います。アンプラグド全盛の時代でも、渋いスライドを決める人はお目にかかれなかったような気がしました。最近はTVのCMでもこの手に音を耳にすることが多いのですが、これを聞いたときはなんだか新鮮な気持ちがしました。

| | コメント (0)